JFAキッズ(U-6)ハンドブックから

−日本サッカー協会発刊−

下記の詩は、アメリカの家庭教育学者、ドロシー・ロー・ノルトの「子は親の鏡」
(Children LearnWhat They Live)という言葉です。子どもは自分が生きている
とおりを学ぶという意味のタイトルです。
日本でも『子どもが育つ魔法の言葉』の著者として、有名な人の詩であり、
その本にも、原文から直接の翻訳も掲載されていますが、
ここで引用したのは、スウェーデンの中学校の教科書
「あなた自身の社会」(川上邦夫訳)に引用されたものです


 批判ばかりされた 子どもは
 非難することを おぼえる
 
 殴られて大きくなった 子どもは
 力にたよることを おぼえる

 笑いものにされた 子どもは
 ものを言わずにいることを おぼえる
 
 皮肉にさらされた 子どもは
 鋭い良心の 持ち主となる

 しかし、激励を受けた 子どもは
 自身を おぼえる

 寛容にであった 子どもは
 忍耐を おぼえる

 賞賛を受けた 子どもは
 評価することを おぼえる

 フェアープレーを経験した 子どもは
 公正を おぼえる

 友情を知る 子どもは
 親切を おぼえる

 安心を経験した 子どもは
 信頼を おぼえる

 可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
 世界の愛情を 感じとることを おぼえる